救急法基礎講習・幼児安全法短期講習


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赤十字の救急法基礎講習と幼児安全法短期講習
を受けてきたので体験談をお伝えしたい。
少しでも講習の雰囲気と命の重みが伝われば幸いである。
 
申し込みは以下の赤十字ホームページから。
http://www.jrc.or.jp/study/index.html

 

 

概要は以下

 

救急法基礎講習 内容

赤十字救急法について、観察の仕方、一次救命処置
(心肺蘇生、AEDを用いた電気ショック(除細動) 、気道異物除去)

講習時間 4時間(休憩、検定を含む)
受講資格 満15歳以上で全日程参加できる方
付与する資格等 救急法基礎講習受講証
救急法基礎講習修了者認定証(即日交付)
教材費 1,500円/1人

※今回は幼児安全法短期講習とセットなので計2500円

 

 

 

それでは長い一日の始まり始まり。

 

 

8:35
元住吉駅で待ち合わせ。落ち着いていながら活気のある街だ。
マックでブライアンの朝食に付き合って国際センターへ向かう。
 
 
メールでバンダナとパンストを持参とあり。
一体何に使うのだろうか。最初からハードルが高い。
独身男性のパンスト入手難易度A RANKだ。
意を決して離れたダイソーでブライアンとパンストを買う羞恥プレイ。
レジの女性店員は一瞬フリーズ。サーセン。

 

 

救急法ということは、医療系・介護福祉系・スポーツ系から来ている人が多い。
つまり、ナース・介護士・保育士・ヨガインストラクターが
沢山来ているに違いないと。
勝手な妄想で二人盛り上がる。

 

 

9:10
会場到着。暑い。なんて暑さだ。

 

 

会議室にはすでに7割がた到着済みのようだ。今日は30人程度か。
学生から50代くらいまで男女半々くらい。

 

 

9:15
アジアン隅田似のスタッフからカイロプラクティックの宣伝を受けてから、
赤十字ボランティアの先生が講義を開始。まずは座学から。

 

 

テキストをすごい駆け足でなめていく。

 

 

先生は凄味がある。ベテラン感があるのはもちろんだが、
言葉の節々に深く心に突き刺さる重みがあるのだ。

 

 

10:25
休憩後にさっそく実技開始。

 

 

まずはペアになって倒れた人の状況を確認しながら姿勢を正す方法を学ぶ。
ペアは隣にいたブライアン。
大丈夫ですか?目線で追ってくださいね。脈を測ります。指を握ってください。足を動かしてください。
・・・

 

診断結果:こいつは頭がイカレテいる。

 

 

そして、JAMY君登場。ちょっとヅラがヅレている。
 

 

1班4人に分かれてJAMYの蘇生方法を学ぶ。オッサンばっかりだ。
あっちの美人のヨッシーの班がよかった。華やかだ。

 

 

おさらいで順序確認。

 

 

・周囲の状況確認。
・出血等の状況確認。
・意識の確認。 もしもし?大丈夫ですか? 
→返事がない。ただのしかばねのようだ。
・救援依頼(119番・AED)。
・呼吸の有無の確認。
・心肺蘇生開始(胸部圧迫30回・人工呼吸2回を繰り返す)。
 胸部圧迫は胸が5p沈むくらい押す。肋骨が折れてもいいから押す!!!(キレイに折れればOK?)
 人工呼吸は用意された専用の逆止弁付のフィルムを口に当てて使う。
※幼児の場合は最初は10回圧迫、あとは30回圧迫
・AED到着し心肺蘇生を交代してもらう。
・AED電源ONし、ガイダンスに従い水濡れ無しを確認してからパッドを胸部と脇腹部に貼り付ける。
 中心の心臓に電気が流れるよう胸部と脇腹部で心臓をサンドイッチする感覚。
 ちなみにAEDは1200V程度の電圧で30-50A電流を流すそうだ。
心臓動いているときにやると逆に止まりそう。
・心電図解析開始のガイダンスとともに、圧迫中止し、離れる。
・ショックが必要との判断が出ると、充電開始し、ショックボタンON! ドン!
・再び心肺蘇生を開始。
・2分後にまたAEDが心電図解析し、ショック!
・救急隊が来るまでひたすら繰り返す…。こっちが酸欠で倒れるわ。
 

 

最後に実技テストと学科テスト実施。やっぱあるんだ。
さすがに実技テストとなると皆真剣だ。スタッフがチェックリスト片手にチェックする。
呼吸確認と水濡れ確認をし忘れる。ごめんね、JAMY。
学科は10問の選択式。講習を受けていれば簡単だ。当然満点。

 

 

なんだかんだで13時過ぎに救急法基礎講習終了。お昼休み。

 

 

13:15
セブンで弁当を買って戻るが、剣状突起がいるので外で飯を食う。クソ暑い。
かわいいバレリーナ軍団がたくさんいる。これがいなかったら罰ゲームだな。

 

 

14:15
午後の幼児安全法短期講習開始。

 

 

成人と異なるところを中心に座学。

 

 

そして実技。小型JAMYと超小型JAMY登場。
また人口呼吸やるのか。。。専用フィルムがあるとはいえメンドクサイ。

 

 

成人との違いに注意しながら同様に心肺蘇生の練習。

 

 

気道の異物除去練習もやる。JAMYを膝上に載せて背中をたたく。ぺしぺし。
傍から見たらどう見ても幼児虐待にしか見えない。
もし泣きじゃくる子供にやっているのを隣人に見られたら
通報されるかもしれない。気を付けて欲しい。

 

 

最後にお待ちかね。持参したバンダナとパンストを使った講習。

 

 

バンダナは手や指の止血に使用可能。

 

 

パンストは…まさかのカブリ・シバリ系。
頭にかぶって縛って、腕に突っ込んで縛って。
この締め付け感が癖になりそうだ。
履くだけがパンストじゃないと実感。素晴らしい。

 


ドヤ顔のブライアン

 

 

無事幼児救急法も終了。

 

 

16:30
最後に認定証をもらって解散。認定証は3年が期限のようだ。定期的に受けなさいということか。

 

 

 

といった感じで長い一日が終わった。

 

 

AEDはその普及のスピードに教育が追いついていないと感じる。
使ったことがあるかないかで雲泥の差である。
 
 
この体験で将来誰かの命が一人でも救えるかもしれない。
そう思うなら一度受けてみてはどうだろうか。
 
 
なんてもの思いにふけりながら元住吉駅を後にしたのだった。JAMYまた逢う日まで。

 

 

執筆:シエル


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